夢にまで見た
決勝の大舞台!
ぶっちゃけ準決勝まではコレまでの実経験を元に無い知恵絞って考え、イメージが完成してから望めた。
良いイメージで自分に蓋を出来、微かな自信もあった。
しかしココからは未知なる世界。
ソレでも戦い方は直ぐに定まった。
3位以内に入って東北大会に行ってみたいっと言うのが目標であった。
現段階で目標は達成されており、失う物は何も無く徹底的に楽しむだけ!
ならば王者相手にどれほど通用するか見てみたいと言う気持ちが半分。
もう半分はテレビ放映があるので大敗は避けたいっと言う気持ち。
先ほどの試合で選手達の疲労はピーク・・・
今後の成長と育成を考えると非常に難しい選択だった・・・
でもね、チャレンジャーはチャレンジャーらしく戦わないと!
突撃あるのみ(^_^)v
今だから言えるが、
大住SSS総監督の高橋さんに本気で、
「ウチの選手は土崎戦でもう体力的に限界なので3点くらい差がついたら勘弁して下さい・・・」っと、お願いしたほど力の差を感じていた。
3日間同じ昼食を食べて、同じ物を着てetc.
神にすがりながらココまで這い上がってきた。
自分の試合でもそうだったが始まるまでは最弱なチキン野郎で、緊張に押しつぶされそうな自分に酔いしれながらドMっぷりを発揮する・・・
珍しく試合開始前から一切の緊張が無かった。
「ほっほ~ん、俺も少しは強くなったなぁ~」
なんて思うほど迷いも引け目も取り除かれていた。
絶対的に不利だと周囲から言われれば言われるほど燃えちゃう・・・
やはりドMだ・・・
トウヤが胸を押さえて挙動不審だったので声をかけた。
「オマエ緊張してるんだろう(^_-)-☆」
彼が答えた。
「生まれて始めてなんかドキドキしてる!」
「監督、コレが緊張なんですねぇ・・・」
ノー天気な
キャプテンの一言に一同大爆笑
(^^♪
選手たちにはココまで来れた嬉しさで疲労も緊張も無縁だった
(^_^)v
決勝戦を前に本気モードの時しかしないコーチ陣含めたスペシャル円陣を組んで士気を高めた!
選手たちにはコレまでとは全く異質の声をかけた、
「ここまで良く頑張った、後は徹底的に楽しんで来い!」っと
(^_-)-☆
この日は運命なのか
元気コーチの誕生日
優勝したら祝賀会と誕生日会を焼肉食べながらしちゃうぞぉ~!
みたいな・・・
試合開始前にスターティング選手の名前が一人一人呼ばれた!
大住の選手が呼ばれている間も
勝平ベンチでは選手からの拍手喝さいで大盛り上がり!
お返しに
勝平っ子の名前が呼ばれている時には、仲良し
大住ベンチから拍手喝さいで大盛り上がり!
とてもこれから決勝を戦う相手同士とは思えないほどフレンドリーな光景に心地良さと子供たちの純真さを感じた
(^_-)-☆
入場時、ピッチでの円陣前には腹の底から選手一同叫ばせた!
雄叫びを上げたイレブンに闘魂が伝承される。
燃える闘魂!
勝平SSS
試合が始まると予想とは裏腹に
王者大住を攻めた。
ベンチでは指導者一同顔を見合わせて、
「なんか、攻めてない\(◎o◎)/!」っと驚いた・・・
「なんかイケちゃったりして(^_^)v」っとノー天気な二人のお調子者を他所に
「始まったばかりだから・・・」っと冷静な
小川コーチだけがクールに呟いた・・・
だね・・・
気を引き締め直し、ありったけの声で指示を叫んだ。
ところで試合観戦していた皆さんは前半早々に
大住ベンチが動いてポジションとシステムが代わっていたのにお気づきでしたか
(?_?)
結果を踏まえて言うならば、情けない話ですがコノ段階で勝負ありだった・・・
一応試合途中にソレに気づき対応はしたが、試合の流れはソノ行為によってひっくり返されていた。
例えて言うならば、砂の山に棒を突き刺して少しずつ砂を取り除くゲームがあるでしょ!
ソレを
高橋総監督とやっていて、次に砂を寄せたら棒が倒れるっと言う状況に一気にされていた感じだった・・・
動けない・・・
動いたらやられる
(倒れる)・・・
コレが大舞台を経験して来た者と、勢いだけで駆け上がって来た者の差だと痛感した。
後でテレビ放映を観れば一目瞭然かな?
中盤でのセカンドボールの支配率が圧倒的に違うはず・・・
後でテレビ解説した
技術委員長の八橋FC鈴木監督に助言された。
「戦いの場においてチャレンジャーが先に仕掛けるのが鉄則!」っと。
無能な監督も無能なりに手は打っていた。
土崎戦で相手エースのマンマークで消耗しきっていた
ゲームメーカーシオンと
和製メッシショウタのポジションを入れ替え中盤のケアとリフレッシュを行っていた。
そしてリスク覚悟で正規のポジションに戻し、王者に打ち合いを挑んだ!
その結果、ピンチも倍増したがチャンスの芽が見えた。
前半スコアレス。
後半も一進一退の攻防。
集中が途切れた方がヤラレル!
緊迫して張り詰めた糸が今にもハチ切れそうなくらい競り合っていた。
中盤の空いたスペースが埋めれない・・・
トップ下がディフェンスに吸収され、ボランチの押上げが出来ない・・・
フォワードまでボールが配給されないのだ・・・
キツイ時間帯をしのぎ、数少ないチャンスをモノに出来ずタイムアップ。
延長戦突入!
こうなる事を誰が予想できた!?
誰もが一方的な
王者大住の勝利を予想していただろう!
ベンチに座る自分の後方から、そんな雰囲気がヒシヒシっと感じられる。
この段階で選択肢は2つ。
5分、5分と言う短い延長戦を無難に切り抜けPK戦にもつれ込ませるか・・・
無敵艦隊にカミカゼ特攻隊の様に打ち合いを挑むか・・・
みんな、スマン・・・
君らの監督の脳ミソには打ち合いしか考えれなかった・・・
もし、アノ場面でポジションを変えて守りきろうとしたなら出来たかもしれない。
でもね、相手がデカくて強ければ強いほどサッカーで勝ちたかった・・・
監督の性格が大きく勝敗を分けたね・・・
「ここからは気力勝負!」
「悔いなく暴れろ!」
こんな事しか伝える事は出来なかった。
延長戦前半、勝ちたいと言う気力が全員から感じられた。
闘魂の炎は治まるどころか激しさを増した!
こんなに熱い試合を見せれるほどに成長したノー天気な選手たちが愛しくてたまらなかった。
なにか手立ては?
ここまで爆発的な勢いでサイドを駆け抜けていた
ワッタと
突貫小僧ユウスケを交代。
徐々に試合に順応した
ユウスケに
ミラクルの気配がする。
延長後半も凄まじい攻防!
ルイ・タイキ・アッキのディフェンダー陣も身体を張った献身的なプレーで仲間を助ける。
経験の短い
GKタイトがあわやゴールインというシュートをがむしゃらに取る。
トウヤ・リョウさんのダブルボランチが懸命に守備と攻撃を繋げ、数少ないチャンスを演出する。
サイドハーフの
リョウキ・ユウスケも長い距離を懸命に上がっては攻め、下がっては守っている。
ど真ん中では小さな
シオンが果敢にスライディングでアタックし、転ばされても意地で立ち上がりフォワード
アツヤがゴールを目指す。
和製メッシがリアルメッシに変身!
ショウタがピッチ中を駆け回り暴れる。
このまま永遠に見ていたいほど素晴らしいファイト!
最後は残り僅かな時間帯に一瞬のミスを蹴り込まれ
0-1で敗戦したものの一片の悔いも無かった。
くどいようだがコノ敗戦は監督対決の結果!
選手たちは最高のプレーで応えてくれた!
その結果を明日の糧とし、未来に繋げよう!
あの日、みんなと約束した
『優勝旗』と言う忘れ物を取りに行こうぜ!
こうして永かった
勝平SSSの
トヨタジュニアカップは幕を閉じた。
10年ぶり2回目の
準優勝という宝物を手に入れて・・・
今大会を一言で表現するなら
『団結!』
大会が始まる前から、そして終了まで
部員・親の会・指導者が一致団結でき一丸と成って取り組んだ結果である!
ある先輩が言っていたよ、
「みんな凄い! でも、ちょっと悔しい・・・」って。
良い事だ
(^_-)-☆
それで良い!
やるからには自分がピッチに立っていなければ!
今回感じた気持ちは
バーモンドカップで爆発させれば良い!
また観て見たいんだ、
勝平魂を
(^_^)v
秋田県の最も優秀な選手11人に送られる
ベストイレブン賞
勝平SSSから
小川敦也クンが受賞!
今大会でも勝負強さに磨きをかけて大活躍!
今後、益々の成長を期待しているぞ
(^_^)v